亜人間都市
ワークショップ「言葉/役を担う」
2018年5月26-27日
にな‐う
になふ 【荷なう・担う】
《五他》
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物を肩に載せて支え持つ。かつぐ。
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自分の責任として引き受ける。負担する。 「重責を―」
「何かを担うということを今まで避ける方向で演劇を考えていた。それはとても重たいことだ。重たい関係性から逃れようと生きてきた。しかしそろそろ何かを担うことを引き受けることについて考えなくてはならない。演技とは担うことの一種だが、この『担う』というキーワードを、ワークショップを通して考えてみたい」
ということを元々ここには書いていました。先月のことです。しかし残念ながらというか、誠に勝手ながらWSを延期してしまいまして、あれからひと月経ちました。「担う」ことについての思いは変わりませんが、その他にも考えたいことがいくつか増えました。
例えば、対話することについて。昨今では一人で喋り続けるような語りをよく目に/耳にします。それと合わせて、誰かが喋っているのを見/聴き続けるというのもよく体験します。Twitterでは誰かが呟き続けるのをとにかく読んでいるし、Youtubeではユーチューバーが喋り続けるのをやはり聴き続けます。そうしたものでなくても、例えば大人数での飲み会なんかにうっかり参加したとき、5、6人で会話しているはずなのに、なぜか実質2、3人でしか喋っておらず、僕などはただただ黙ってその2、3人での会話を聴き続ける羽目になります(これは僕だけでしょうか?)。
しかし、演劇は基本的には交互に台詞を言っていくものです。一人で喋るのをモノローグ、それに対して複数人で喋るのをダイアローグと言ったりしますが、それらについて考えます。といっても単に「モノローグかダイアローグか」と考えるのではなく、より大枠から、それらがどういった力学を持っているのかを考えたいと思っています。
誰かと会話するとき、私たちは相手と発生してしまう関係性を引き受けます。つまりそれは「担う」ということです。やはりというか僕は結局「担う」ことを考えているのですが、この「担う」ことを僕は避けてきた。しかし改めて「担う」ことを考えるとき、そこで見えるものはなんだろうか。こうしたことを一緒に考えてくれる方を募集します。どうぞよろしくお願いします。
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あと、余談なのですが、次回公演が来年3月に決まりました。この出演者を探してもいます。基本的に僕はWSに来てくれた人としか一緒に作品を作らないので、作品制作に興味がある方もぜひ参加していただきたいです。そちらについても、何卒。
主宰 黒木洋平
※冒頭の画像は、僕が3分で描いた抽象画『担う人』です。
ワークショップ「言葉/役を担う」
▶︎日程 2018年
① 5月26日(土) 18:00-
② 5月27日(日) 18:00-
※上記開始時間から2~3時間程度。
▶︎会場
新宿区内施設
▶︎参加費
無料
▶︎応募方法
下記フォームよりご応募ください
>> https://goo.gl/forms/xCorOPYPQE45ZteF3
※ 6月2日、3日に日程を追加するか検討中です。ご意見いただけると幸いです。
▶︎お問い合わせ先
Mail: ahningentoshi@gmail.com